
「政治分野における男女共同参画推進法」が2018年に施行され、各政党に男女の候補者数ができるだけ均等になるよう求められていますが、2024年衆院選の女性議員が占める割合は15.7%と、低い水準にあります。
女性議員が増えない理由として、政治活動や選挙運動の多忙さ、子育てとの両立の困難、ハラスメントなど、様々な点が挙げられていますが、一定の水準にまで引き上げるためには、「クオータ制」導入が必要という意見があります。そこで、クオータ制の是非や、ハラスメント対策など、それぞれの立場から、女性議員が増えない理由や課題、どうすれば改善されるのかについて議論したいと思います。
スピーカー

濵田 真里
Stand by Women 代表
女性議員のハラスメント相談センター 共同代表
2021年に女性議員・候補者のサポート団体Stand by Womenを設立。2022年に子育て中の候補者を支援する「こそだて選挙ハック!プロジェクト」を始動。2023年に日本初の議員向けハラスメント相談窓口設立。内閣府「令和3年度政治分野におけるハラスメント防止研修教材」等の作成に関する検討会構成員。
松川 るい
参議院議員
1971年生まれ。東京大学法学部卒。外務省入省。日中韓協力事務局では日本代表の次長就任。初代女性参画推進室長として国際女性会議 WAW !を立ち上げ。現在、大阪・関西万博推進本部事務局長、女性活躍推進特別委員会幹事、国際局次長。国会では外交防衛委員会、予算委員会、憲法審査会、外交・安全保障に関する調査会に所属。


伊藤 孝江
参議院議員
1968年、兵庫県生まれ。関西大学卒。1998年より弁護士。
大阪家裁家事調停委員、大阪弁護士会人権擁護委員会副委員長を務める。
参議院議員2期(2016年兵庫県選挙区初当選)公明党女性委員会副委員長、参議院議院運営委員会理事、環境委員会委員、地方創生・デジタル特別委員会理事、憲法審査会委員。
裁判官弾劾裁判所裁判員。元文部科学大臣政務官。
村田きょうこ
参議院議員(全国区)
1983年鹿児島市生まれ。東京大学法学部・早稲田大学文化構想学部卒業。
派遣社員、参議院議員秘書、日本基幹産業労働組合連合会(基幹労連)職員等を経て、2022年第26回参議院議員選挙にて初当選。現在、参議院経済産業委員会、立憲民主党青年局事務局長・ジェンダー平等推進本部事務局長代理・広報本部幹事。好きな言葉は「ご安全に!」。
