阪神淡路大震災30年後

今日に至るまで、私達は多くの災害に遭遇してきました。そして、今年は淡路大震災から30年が経ちます。しかしまだまだ避難所の状態やジェンダーの観点など、課題が多く見られます。災害が多い国だからこそ、防災に向き合うことによって救える命があると私達は考えます。そこで、今回は各登壇者に「防災」と「被災者支援」をテーマに、今までどのような活動をしてきたのか、阪神淡路大震災の経験から学べること、これから求められる防災や被災者支援についてディスカッションをして頂きたいと思っております。

スピーカー

小山内 世喜子(おさない・せきこ)

一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事

東日本大震災以降「防災と男女共同参画」をテーマに防災人材育成研修やジェンダー視点を取り入れた防災教育、避難所運営訓練を市民・若年層・行政職員などのべ 35,000人以上を対象に全国で実施。昨年の能登半島地震以降、9回にわたって被災地支援に入る。NHK「日曜討論」「おはよう日本」などに出演。青森県在住。

上田 勇紀

神戸新聞社報道部防災・震災担当

兵庫県淡路市出身、2006年入社。丹波総局や淡路総局などを経て22年から現職。小学6年のときに阪神・淡路大震災を経験。震災30年を前に開いた神戸新聞の特設サイト「1.17つなぐプロジェクト」では、ご遺族らの思いを動画で紹介する「震災を語る」や「あの日のこどもインタビュー」、語り部グループと一緒に小中学生に伝える「こども震災学校」などを担当している。

横沢あんね

民主主義ユースフェスティバル2025神戸実行委員

芸術文化観光専門職大学2年生

岩手県出身。6歳のときに福島にて東日本大震災を経験。主な活動は、舞台芸術の創作・取材活動。舞台芸術では、社会的関心と個人の感情をテーマに俳優・パフォーマー・作家として活動。最新作「なかったことにしない」『ドラマトゥルク・ミーティング「ドラマトゥルクがいると何が生まれるか?実践的思考と 創造プロセスの生成」』選出。

取材活動では、出来事の保存と記録を目的とし、社会運動や政治運動の取材をしている。

普段はカルチュラル・スタディーズやパフォーマンススタディーズに関する実践・研究をしている。趣味は食器集めと自炊。