
近年、気候変動対策について市民が議論し、提言する「気候市民会議」をはじめ、「くじ引き民主主義」という手法が注目されています。
有識者、市民、議員、若者、様々な立場から気候変動政策などの意思決定やくじ引き民主主義に関わる方々に集まって頂き、それぞれの立場から見えている日本の意思決定過程における現状などについて議論して頂きます。
今後より効果的な形で日本に広めていくためには、どのような取り組みが必要か、民主主義のあり方の議論を深める機会にしたいと思います。
スピーカー

吉田 徹
政治学者・同志社大学政策学部教授
慶応義塾大学卒、東京大学総合文化研究科修了。専門は比較政治学・ヨーロッパ政治。JETRO(日本貿易振興機構)、北海道大学法学研究科教授、パリ政治学院招へい教授等を経て現職。著書に『くじ引き民主主義』(光文社新書)、『アフター・リベラル』(講談社現代新書)、『居場所なき革命』(みすず書房)など。
江守 正多
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授
1970年神奈川県生まれ。1997年に東京大学大学院 総合文化研究科 博士課程にて博士号(学術)を取得後、国立環境研究所に勤務。同研究所 気候変動リスク評価研究室長、地球システム領域 副領域長等を経て、2022年より東京大学 未来ビジョン研究センター 教授。専門は気候科学。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次および第6次評価報告書 主執筆者。


森本 真
神戸市議会議員
1962年姫路市生まれ。水泳(平泳ぎ)で、兵庫県中学記録、高校時代、長野国体出場。日本福祉大学社会福祉学部卒。大学卒業後、医療機関、社会福祉法人勤務。1995年の阪神・淡路大震災後の被災者そっちのけの神戸市政を変えようと神戸市議に挑戦。一回落選、2003年初当選から現在6期目。日本共産党神戸市議団団長。モットーは「いのちは平等」。
和田 優希
Climate Youth Japan 政策提言部門統括
2002年神戸市生まれ。奈良女子大学 理学部4年(環境科学専攻)。気象予報士の資格を持ち、異常気象の発生メカニズムやEWSなどの適応策、環境政策の有効性を高めるための方法論などに関心がある。Climate Youth Japanでは政策提言部門の統括を務め、省庁への提言や意見交換会への出席などを行なっている。
